自分の就活軸に気付こう
就活支援をしていると、金融に興味のある学生さんの志望業界は、被ることが多いです。
金融以外でいうと、商社とコンサルで迷っている方をよく見かけます。
その際、僕がアドバイスしているのは、「業界は、比較しながら絞り込んでいく」ということ。
ちなみに、業界は3つしかありません。
3つの業界というのは、(1)製造業、(2)流通業、(3)サービス業です。
モノを作るのが製造業、モノを運ぶのが流通業、製造業が作ったモノを用いてサービスしたり、製造業や流通業をサポートするのがサービス業のイメージです。
Reference:【理系のための就活講座】行きたい企業の見つけ方
商品やサービス、給与、福利厚生、身に付く能力など、比較する基準には何を選んでも良いのですが、この方法のメリットは、選んだ基準から、業界を選ぶ上であなたが重視していること、つまり、自分の就活軸を可視化できる、という点にあります。
今回でいうと、銀行に興味のある学生の多くは、商社とコンサルを志望しているため、前者であれば流通とサービス業、後者であればサービス業同士の比較を通して、就活軸を見つけることになります。
判断するには情報が必要
就活軸さえ分かれば、あとは必要な情報を集めるだけなので、結論は出しやすくなります。
GACKT「自分の中のブレない美学に照らし合わせれば、自ずと何を選べばいいかが見えてくる」
ただ、就活軸が決まっていない、もしくは、わからないという方も多いと思います。
実は、就活する上で、最も重要、かつ、難しいことは、自分の就活軸を知ることです。これは、志望企業が言えても、志望理由を上手く説明できない学生が多いことからも明らかです。
このような場合は、業界研究を通して得られた情報から、就活軸を探すことをおすすめします。
例えば、金融は、目に見える商品を扱うメーカーとは違って、お金という形のない商品を扱います。また、銀行は転勤や異動が多いので、様々な業務を経験することができます。ですので、人間性で勝負したい人や成長したい人には銀行は向いているといえます。
反対に、モノ作りが好きな人や、1つのことに打ち込みたいという人には向いていないかもしれません。
このように、業界研究を通して得られる情報は、自分の興味や能力、価値観といった自身の就活軸を知るための判断材料になります。つまり、業界研究をするということは、同時に、自己分析もしていることになるわけです。
よく、自分が将来何をやりたいのかわからないという人がいますが、その原因も、判断するための情報が不足していることが多いです。
就活軸が決まっていない、もしくは、わからないという方は、業界研究を通して得た情報から、就活軸を探す方法を『銀行の赤本』に記載していますので、参考にしてください。
金融以外の業界を志望している場合でも、一通り『銀行の赤本』を読めば、他の業界研究にも応用できると思います。
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