就活とは、天職を探すこと
就活とは、WillとCanとMustが重なる部分を探すことです。
Willとは自分がやりたいこと(1.自己承認)、Mustとは誰かのためにすべきこと(2.他者承認)、Canとは自分ができそうなこと(3.自己効力感)。
3つが重なる部分が天職です。
加えて、この「〜したい」「〜すべき」「〜できそう」は、行動の原動力です。この原動力が、最も発揮できる職業(4.目的)を探す(5.行動)ことが就活になります。
また、就活をしていると、自分の長所や短所(6.個人的要因)、力を発揮できる状況やできない状況(7.環境的要因)、自分の考え方や判断軸(8.信念)が、だんだん分かってくると思います。
実は、就活で問われるあらゆる質問は、この8つの要素に関するものなのです。
志望動機と自己PRは、8つの要素について説明すること
志望動機とは、志望している企業と職種の理由です。
そのため、「なぜその企業や職種を志望しているのか」という説明が求められますが、志望動機を聞くことで、「何がしたくて、何をするべきで、何ができそうか」という、「好きなこと(自己承認)や、やるべきだと感じていること(他者承認)、どんなことに自信があるのか(自己効力感)」を確認しているのです。
一方、自己PRとは、自分が志望している職種で必要な能力を持っていることを証明すること。
これまで自分が行ってきたことだけを話しても、あなたの人柄やポテンシャルは伝わりません。
大切なのは、「行動理由」と「目標をやり遂げた経験」を話すこと。
行動理由があれば、経験に学ぶことができます。たとえ失敗したとしても、原因がわかるからです。原因がわかれば、修正しながら、自分の立てた目標へと近づいていけます。
つまり、行動に理由があれば、成長しやすく、困難なことがあっても乗り越えていけると判断できるわけです。
そのため、自己PRでは、「これまで頑張ってきたこと(目的)、なぜそれをやったのか(行動)、大変だったことをどのように乗り越えたのか(個人的要因:スキルや得意なことなど、環境的要因:力を発揮できた状況など)、そこから何を学んだのか(信念)」が確認されます。
そして、その経験が、新たな興味や能力、価値観に繋がっていくのです。
志望動機と自己PRは、8つの要素(自己承認、他者承認、自己効力感、個人的要因、行動、環境的要因、目的、信念)について説明すること。
つまり、8つの要素を分析すれば、あなたの人柄やポテンシャルを知ることができるのです。
自己分析と選考対策を纏めてできる“自己分析シート”
この自己分析と選考対策を纏めてできるのが、自己分析シートです。
このシートを埋めることで、8つの要素に関する自己分析と、志望動機、自己PRを作ることができます(下図)。
シートの一番左側には、「ロジックツリー」があり、業界、企業、職種研究ができるようになっています。
また、ロジックツリー右側の「志望動機&自己PR」には、業界、企業、職種ごとに、自分が選択した項目(業界の場合は製造業、職種の場合は営業など)の理由を記入できるようになっています。
その理由の根拠となるのが、「就活軸」になります。就活軸は、これまでの経験から得られた考え方(信念)が元になります。
小学校から大学までの頑張ったこと、行動理由、大変だったこと、解決方法を記入し、最終的に、その経験から学んだこと(就活軸)を抽出できる構成になっています。
そして、”自己分析シート”を一通り埋めることができれば、就活は終了です。
そのため、就活を何から始めればよいかわからないという方は、このシートの埋められる箇所から順に埋めていけば良いと思います。
なお、理系のための企業分析に、自己分析シート作成の参考となる情報を掲載していますが、シートの詳しい使い方やシートを用いたアドバイスをご希望の方は、「理系屋LINE公式アカウント」にご登録の上、ご連絡ください。
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